Gボール・コラム Vol.1 ~Gボールと子どもの主体的な学び~

日本Gボール協会 理事長 長谷川 聖修(マリオ)

現在、日本Gボール協会の賛助会員である「チェーロスポーツグループ」のスポーツ学童活動において、小学校低学年のおよそ60名の子どもたちと、小学校の体育館でGボールを使った運動遊びを定期的に実践しています。

私は、通称「マリオ」として活動しており、子どもたちを夢中にさせるテレビゲーム負けない、魅力的な身体活動の場を提供したいと考えています。運動の楽しさに触れることで、子どもたちが自ら身体を動かすことを好きになってほしいという願いを込めて取り組んでいます。

体育館にGボールの詰まった大きな袋を持ち込むと、子どもたちは嬉しそうにボールを取り出し、自らハンドポンプで空気を入れ始めます。準備が整うと、指示を待たずに自由に遊び始めます。この自主性は非常に興味深く、指導者として子どもたちの発達や興味関心を観察するうえで、貴重な手がかりとなります。

安全面にも配慮し、「ヘディング」「キック」「足での玉乗り」といった危険な遊びを行った場合には「Gボール免許証」が取り上げられるというルールを設けています。これは子どもたちにとって重要な約束であり、ルールを守る意識を高める効果も大きく、自己管理能力の育成にもつながっています。

子どもたち用の「Gボール免許証」

この自由遊びの活動については、昨年の日本体操学会第24回大会(東海大学)において研究発表を行いました。ご関心のある方はぜひご覧ください。 

【日本体操学会第24回大会 研究発表】
体育授業時間内における自由遊びのすすめ
小学 3 年生の体つくり運動における実践的授業評価の検討- (長谷川ら) 

長年、体操指導を行ってきた中で、さまざまな手具や用具を用いた経験がありますが、「子どもが自ら動きたくなる」「自ら挑戦を始める」という観点において、Gボールほど優れた教材には出会っていません。

現代の教育現場において、「主体性の育成」は重要な課題の一つです。しかし、それを意図的に教えることは非常に困難です。Gボールは、運動が得意な子どもだけでなく、運動に苦手意識のある子どもにも「やってみたい」と思わせる力を持っています。たとえ失敗して転んでも、子どもたちは笑顔で立ち上がり、再び挑戦します。

こうした経験の積み重ねは、子どもたちの自己肯定感や挑戦意欲を高め、「自分からやってみる」姿勢の育成につながります。

Gボールは、子どもたちの心と身をともに育てる、未来志向のアイテムです。

 

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